吃音について
吃音とは?
話す際に、なめらかにことばが出てこない状態を言います。かつては「どもり」とよばれていました。しかし、「どもり」ということばは、差別的な意味合いが強いために、現在では公式の場で使われることはありません。吃音は、その多くが幼児の時に発生し、成人にまで残る方は、全人口の約1%を占めると言われています。吃音の特徴を簡単にまとめると以下のようになります。
- 1.ことばの症状
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- 語や音を繰り返す 例)「わ、わ、わたしは」
- 音を引き伸ばす 例)「わーーーーたしは」
- 音がつまって出てこない 例)「・・・たしは」
※以上のことばの症状に加えて、体の一部が動く(手や頭を振る、目をパチパチする)こともあります。
吃音の原因は?
これまで、さまざまな観点から吃音の原因に対する研究が行われていますが、残念ながら吃音の原因はまだよくわかっていません。
吃音は治りますか?
子どもの場合、適切な指導により吃音がなくなっていく可能性は十分あります。青少年・成人の場合は、吃音を完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、症状を軽くすることは十分可能です。
吃音パンフレット
吃音ポータルサイト
金沢大学で吃音(ことばがどもる)の研究を行っている小林宏明先生のホームページです。
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