摂食嚥下障害について
摂食 嚥下 障害とは?
食べ物や飲み物を口の中に入れ、胃まで送り込む働きのことを“摂食嚥下”と言います。
この一連の動作がうまく機能しない状態を“摂食嚥下障害”と言います。
食べ物をうまく飲み込めなくなったり、食べた物が誤って気管へ入る(=誤嚥する)ことで、窒息や肺炎などを引き起こすことがあります。
誤嚥性 肺炎 とは
病気や加齢などにより、飲み込む機能が低下したり、咳をする力が弱くなると、食べ物や口の中の細菌などが誤って気管に入りやすくなります。
その結果発症するのが「誤嚥性肺炎」です。寝ている間に発症することも多く、高齢者では命にかかわることも多いため注意が必要です。
こんな症状はありませんか?
- 1.食事中にむせることがある
- むせは嚥下障害を疑う重要な兆候です。
- 2.のどに違和感がある
- のどに食物が残るのは誤嚥の前段階です。
- 3.食後に声が変わる
- 食べ物がのどにたまることで声が変化します。
- 4.嗜好の変化がある
- パサパサしたものなど飲み込みにくいものを避ける傾向があります。
- 5.食事量、水分摂取量が減った
- 嚥下障害があると食事に時間がかかり摂取量が減少します。
- 6.発熱が続く
- 原因として誤嚥性肺炎が疑われることがあります。
- 7.体重が減少した
- 体重の減少は嚥下障害の大きな指標になります。
摂食 嚥下 障害が疑われたら…
口から食べるということは、人間の大きな楽しみです。満足に食べられない状態が続くと低栄養による身体機能の低下や、生きがいの喪失につながります。
摂食嚥下障害が疑われたら、かかりつけ医や近くの病院、言語聴覚士にご相談ください。一人一人に合わせたアドバイスや検査、リハビリを受ける事ができます。
摂食嚥下障害パンフレット
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